Categories: 洒落怖

教師の資質

この怖い話は約 3 分で読めます。

17 教師の資質 その1 sage 2009/09/12(土) 14:12:10 ID:XFloRxiS0
友人の医者とその恩師から聞いた実話。

救急患者としてその女性が運ばれてきた。
勤務先で原因不明の腹痛を訴えており。
救急車が駆けつけるより前から意識不明。
女性の顔は吹き出物が酷く、日焼けではない色黒であったそうだ。
担当医となった恩師さんは直感的に排便障害の可能性も考慮にいれて検査。
結果、大量の便が腹につまっていることを確認。
その検査の最中に患者は意識を取り戻していた。
恩師さんは出来る限り医療費を患者にとって安くすることをモットーとしていて。
この検査の最中に排便機能自体には障害はみあたらなかったこともあり。
患者にはトイレにいくように指示した。

女性はしばらくトイレにこもり、出てきた時には便してきたと言った。
このときは患者に配慮してトイレ内から医療従事者を遠ざけていた。
かるい糞臭もしていたので、恩師さんは安心した。
しかしこの女性またも院内で激痛を訴えて失神。
再度検査を行ってみると便が減っていない。
排便の機能に障害がないのなら、精神的な障害だと理解した。

この女性が闘病に費やした年月が九年近く。
定期的に病院にかかっていたにもかかわらず、大量の便を常にためこんでいて、検査機器が彼女の別の疾患を見つけることが出来なかった。
彼女は大腸癌で死去した。
恩師さんはこれがどうしても無念でならず。
ご遺族に協力を仰いでどうしてこうまで便を嫌がったのかを調査した。
その結果原因を完全に特定した。
心因性の排便嫌悪であることはとうにわかっていた。
その原因こそが小学校時代の排泄にまつわるイジメ。

18 教師の資質 その2 sage 2009/09/12(土) 14:14:00 ID:XFloRxiS0
彼女の学年を担当していた教諭のなかにK教諭というものがおり。
戦国時代の寓話である、大事なことを教えられているときは便を垂れ流してもよい、というのを妄信していた。
彼は自分の担当するクラスにこれを強制していた。
彼は授業中のトイレ離席を許さず。
その結果としてうんちをもらす子供が多発した。
そうした子供は当然それを原因にいじめられるようになった。
この教師が担当していたクラスだけにとどまらず。
担当教科で教えられたことのある生徒一万人弱を対象に追跡調査をしたところ。
有効回答数千ちょっとのうち実に九百五十人が便秘以上の排泄機能障害に苦しんでいることがわかった。
この調査結果を添えて、もういちど調査をおこなうと、こんどの回答は二千人規模で得られ
うち千七百人が便秘以上の排泄障害をわずらっていることがわかった。

K教諭は便を漏らした生徒を休み時間になるまで解放しなかったらしい。
ここから先は俺の考えになるが。
休み時間になるとたくさんの子供が廊下にでる。
もらさせられた子供達はその中をなきながら保健室にいくことになったと思う。
当然彼らの漏らしたことは広く流布される。
それによる二次被害も容易に想像がつく。
イジメがあったかどうかは調査したの?とたずねてみた。
すると彼もそこは知らなかったようで、確認してみるとのことだった。
後日恩師さんから直接連絡があった。
調査の中に、もらしたことによるイジメがあったか、という設問が設けていたそうなんだが
はいと答えたのはほぼ二千人。
そのうち、この調査をきっかけに診療を受けにきた人物が百数十名いて。
いずれも、この恩師さんをして、投薬による排泄習慣をつけなければならなかった人数が八十人前後いた。

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