Categories: 洒落怖

宴会

この怖い話は約 2 分で読めます。

882 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 14:19:34 ID:MhWV2mE4O
彼女と居酒屋からBAR、そこからまたBARとはしごしていくうちに、気が付けば彼女と二人、ホテルで朝を迎えていた。
でも何だか目が覚めた俺には不思議な違和感があったんだが、それが何かというと、
朧げな記憶の中には俺と彼女以外にもう一組のカップルがこの部屋にいたんだ。
皆でホテルでまたお酒飲んで盛り上がってる最中に、急にその男女は何処かへ言ってしまい、
俺はそれが少し寂しくて引き止めていたはず。ぼんやりとした頭でその男女の顔も思い出せずに、テーブルで化粧を直している彼女にベッドの中から聞いてみた。

884 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 14:21:24 ID:MhWV2mE4O
「なあ、夕べの人達は?」
「………夕べの人達?」
「何か知らんがこの部屋で皆で騒いでたじゃん、あの男女…」
「何それ、私達以外いるはずないじゃない」
「………いや、途中で帰ってしまってシラケたじゃん」
そこで彼女はテーブルの上に開いたジュースやお酒の缶を眺めてから言った。
「そういや、明らかに散らかり方が変だな…」
「顔がどうしても思い出せないんだよな」
「……やめよう、怖くなってきた…」
絶対にいなかったと主張する彼女。俺達(というか俺だけか?)は一体何と宴会してたんだろうか。

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