Categories: 洒落怖

武勇伝

この怖い話は約 3 分で読めます。

294 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/27(水) 14:40:38 ID:LXxnOGtu0
父方の田舎にあるお寺の話

そのお寺に大きな蔵があって、年に一度、村の檀家衆が集まって蔵の中の掃除と中にある物を虫干しする日がある
ただ、その蔵には二階があるんだけど、そこだけは何故か立ち入り禁止になっていた
消防の頃に疑問に思って親に聞いても「二階は使ってないから」とかいう答えが返ってくるだけだった

でもって、入っちゃいけないと言われたら入りたくなるのが消防の悪ガキの常というか、今まで誰も入ったことのない場所に入るという前人未到の武勇伝を成し遂げる! っていうガキの浅はかなノリで俺と友人たちで侵入を試みることにしたわけだ
決行日は年に一度の蔵掃除の日の正午、大人たちが昼飯を食べに家に帰って蔵に誰もいなくなる空白の時間
俺たちはその僅かの時間を狙って綿密なプランを立てたわけだ

そして、決行日当日
俺らは早めの昼食を済ませてお寺の裏山に集合した
リュックには懐中電灯とスナック菓子、水筒にお茶も忘れない
Bのやつは駄菓子屋で買った忍者刀セットとか持ってきてやがる
まぁ、俺はトウガラシ水を入れた水鉄砲を持っていったわけだが

そして、正午になり親たちが蔵から引き上げたのを確認して蔵に忍び寄る俺たち
和尚がこの時間は本堂で読経するのが日課なのはすでに調査済みだ

297 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/27(水) 14:53:34 ID:LXxnOGtu0
窓からの日が差しているとはいえ、薄暗い蔵の中を慎重に進む俺たち一行
二階への階段は蔵の奥の右手にあるのは去年の掃除のときに手伝いと言って入って調べ済みだ

窓からの明かりもろくに届かない奥まった場所にその階段はあった
階段の下から二階を見上げてみるも、真っ暗で何があるのかはわからなかった
俺たちはリュックの中から各自で用意しておいた懐中電灯を取り出す
これからが本番だ

一番先にリュックから懐中電灯を取り出したCが二階を照らしてみたが、子どもの小遣いで買える安物の懐中電灯の明かり程度では下から照らしたくらいではあまり意味がなかった
全員の準備が整ったところでいざ、という段階で、問題が発生した
誰も自分が先頭になって行こうとはしなかったのである
蔵に突入前までは皆が「俺が一番乗りな!」とか言っておいて、意気地のないやつらめ
多分、俺も含めて全員がそう思っていたはずだw

しかし、ここで留まっていては何も始まらないし、早くしないと昼飯に行った親たちが帰ってくる
そこで俺たちは忍者刀(の玩具)を持ったBを半ば無理やり先頭に立てて二階への階段を上っていった

309 294-297の続き sage New! 2009/05/27(水) 18:13:40 ID:sH38iju70
二階に上がると薄暗い中に日本人形とか雛人形とか鎧兜とかが置いてあった
はっきり言って一階と代わり映えしない物置状態
1階と違うのは置いてある品物が手入れもされずに埃まみれになっているところだった

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