Categories: 洒落怖

電車の女

この怖い話は約 3 分で読めます。

165 電車の女 sage 2009/02/03(火) 14:53:16 ID:yKxIcXqs0

俺は地方にすんでるんだが、1ヶ月に2回ほど東京に行って終電で帰ってくるやぶ用がある
特急を使えば3時間ほどだが、自営業なんで経費削減をかねていつも鈍行で帰ってくることにしてる
電車に乗ってるのは好きで、ぼけーーっとしたり雑誌読んだりしながら弁当食ってきままにやっていた。

東京周辺は多くの人が乗っているが、
最後の1時間くらいは車両に1人もいないことは珍しくもなく
暗い蛍光灯の中、貸し切り状態で帰ってくることになる
そういう状況でも俺は怖いとかなく、今日は貸切だとか適当にそれを楽しんでいた

だがその日だけは様子が違っていた
俺は真ん中らへんの車両の中央のボックス席で靴を脱いで足を伸ばしてうたた寝をしていた。
家まであと50分くらい結構眠れるし暖房がきいていてぽかぽかだった。

166 電車の女2 sage 2009/02/03(火) 14:53:55 ID:yKxIcXqs0
ふときづくと電車は止まっていた、どうやら途中の駅についた様でドアが開いて
誰も乗らないでまたドアが閉まる、その時俺はゾクゾクッと背中に悪寒を感じた
何か乗ったな。。。と心の奥分かっていたようだ。そして電車はまた走り出した
貸し切り状態の電車の中、窓から外を見ても真っ暗闇で車内の反射しか見えない
おれは後ろを振り返る勇気がなかったが、思い切って腰掛の上からぱっと振り返る、
すると後ろ3席目くらいのところに頭が見えた、どうやら女のようだ
いままで貸切でさっきの駅では誰も乗っていないのに。。

俺は少し気味悪くなったが俺の勘違いで最初から誰かいたんだろうと思い込ませたが
少したつとなにやらかすかな音が聞こえてきた「うゥ~。。。。」「うゥ。。。」
電車が走っている騒音なのかかすかに聞こえる、人のうなり声かうめき声のようななにか
さすがの俺も恐怖を感じ始めていた、まだ目的地まで40分はある、
車両を移ろう、そう決心した俺は席を立ち前の車両に後ろを振り返らず連結部の重いドアを開け急いで移った

168 電車の女3 sage 2009/02/03(火) 14:54:22 ID:yKxIcXqs0
その車両にも誰も乗っておらず、暖房が効いていないようで少し寒かったが不気味な女といるよりは全然ましだったと安心していた矢先、またあのうめき声がなり始めた。
今度は、前よりも大きい。。。俺の後ろの席から聞こえてる。。
もう俺には後ろを確認する勇気はない、すぐさまバックを持って急いで席を立ち
連結のドアを開けて前いた車両に戻った
連結部の重いドアをガチャッと大きな音を立てて締めた。
締めたまま俺は身動きが取れなくなった
まだあの女の頭が腰掛の上から見える。。。
後ろにも前戻れない、俺は挟まれたのか

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