洒落怖
おじぎ

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349 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/01/21(水) 17:19:29 ID:PWjgkwNm0
みなさんお邪魔します。
自分のめちゃ怖かった体験を書き込みませて頂きます。
誤字脱字はツッコミ無用でヨロシクお願いします。

その体験をしたのは小学校5年生の頃の春頃の日曜日だった。

その日は普段連んでいる友達の都合が合わず、
折角の休日をどうすごしたものかって感じでいると、
当時中2だった兄貴の友達でYさんってのが兄貴を誘いに来た。

兄貴とYさんは中学野球でバッテリー(Yさんがピッチャー)を組んでおり、
何かの都合で部活の練習が無いときでも良くキャッチボールをしていましたが、
今日もそんな感じだったので暇な自分は二人に付いていく事にした。

いつも二人は公園の整地された多目的広場でキャッチボールをしているらしく、
その日は瀬戸物市みたいなイベントで使われていて、
更に日曜日と言うことで小さな子供が遊具近辺に結構居るから、
キャッチボールが出来そうな場所は道路近くの角のほうだけだった。

そこで二人がキャッチボールを始め、最初は緩い感じのボールを投げていたが、
少したつと、早い球を投げたり、カーブやスライダーを投げたりしだした。

自分は初めて生で見るカーブやスライダーに驚いたり感心したりして楽しんでいたが、
Yさんはそんな自分に
「次、ハブボール^^」
と言ってボールに指を2本突き立てた握りを見せた。

350 349 sage New! 2009/01/21(水) 17:20:54 ID:PWjgkwNm0
自分「あれ漫画の話でしょ^^」
Yさん「マジで投げれるから見とけよ^^」
兄貴「阿呆。お前ちゃんとミットに投げれよ^^」
って会話があり、
Yさんは半笑いで構えて自称ハブボールを投げた。

Yさんが投げた自称ハブボールは、5m先の地面にあたると、
見当違いの方向に立っている照明の柱に直撃し、
公園横の車道でワンバウンドして向かいの藪に入って行った。

兄貴が驚いて「えぇ!」みたいな声を上げ、
Yさんは気まずそうな顔でボールの入った藪を見ていた。

自分もあらら~と思いながら藪を眺める。

「お~い・・・どうすんだよ、Y」
兄貴が面倒くさそうに言うと、それに答える
「わりぃ~・・・取りに行かないと不味いんだよな・・・・」
って、Yさんの声は意気消沈って感じで元気がなかった。

兄貴にそこで待っていろと言われて、自分は兄貴達の様子をその場で見ていた。

二人は道路を越えて、道路脇から人の背くらいの落差をするすると下りていっき、
そこから小山の藪に下を見ながら手探りみたいな感じで分け入っていく。

自分は何でそんな近くから探して始めているのか不思議に思いながら二人を見ていたが、
暫くしてボールが飛び込んだ辺りに目を移すと、
人間大のテルテル坊主みたいなのが立っているのが見えた。

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