Categories: 洒落怖

肝試し

この怖い話は約 3 分で読めます。

しかしふと私が掛け時計に目を向けて、彼に向き直ると、彼はこちらに顔だけ向けて、
私と初めて目を合わせました。

目は小さく、斜視が入っている感じで、団子鼻、口は少しだけ開いている。
私はその顔つきに何か普通の人とは違う違和感を覚えました。
彼は若干睨む様なそうでないような感じでこちらをじいっと見て、
私も彼を真っ直ぐに目を逸らさず見ていました。

4階な上に鍵もかかっていたままだったのでこの世のものではないという考えもありましたが、
幽霊にしてははっきりしすぎているというか、生気がある感じがしたので、
私は8割普通に家に入り込んだ「人間」という風に彼を捉えていました。

私は立ち上がって彼を見た時の違和感をそのまま口に出して言いました。
「知的障害かなんかの子かな・・・?怒らんから、出て行こう。ほら。」
そう言って彼の腕を掴むと、その感触は異様なでした。
どっしりと中身の詰まったダンボールのような感触で、気味が悪いものでした

736 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/09(土) 00:28:00.59 ID:q0gKb6cs0

すると彼は少し振り払うように腕を動かし、私はその感触もあってか手を離すと、
とぼとぼと玄関の方へ歩いて行き、ドアを開けて出て行きました。

私もすこし待って下のマンションの玄関あたりを観察しようと思いドアに向かうと、
部屋とドアの間にあるトイレのドアがドォン!!!と激しい音を立てました。
私は少し警戒しながらトイレのドアを開けましたが、誰もおらず、いつもと変わらぬ光景でした。

すると次は流しの上の、観音開きの小さな戸棚からドォン!!と激しい音が聞こえてきました。
「なんやねん」と思いつつもその戸を開けてみると、
そこには30代後半くらいの男性の顔がありじっとこちらを見ていました。
私もその男も、じっと少し睨む様な感じでお互いの目を見ていました。
そして私はなんとなく「どうせなんか言うても黙ってんねやろ。」と口を開き、戸棚を閉じました。

その後、夕方まで特になにも起こらず、少し睡眠をとったりした後、
当時勤めていた職場であるお店に向かいました。

そこでよく「この店は出る」等とよく言っていた自称「霊感がすごい」大学生のアルバイトの女性(Hさん)に
昨晩泊まった心霊スポットについて尋ねました。

671 本当にあった怖い名無し 2011/04/08(金) 21:51:39.87 ID:kja+wGxR0
「Hさん ○○(心霊スポット)って行った事あります?」
「あるよぉ。あるけどもう絶対行きたぁない!」
「やばいんですか?」
「やばいやばい 絶対やばい! あそこ行くん!?」
「行かないですけど 地下がやばいとかって聞いたんですけど」
「だって地下で死んでんやろ!?」

という風なやり取りをした後、あそこはどういう場所か知っているかと聞くと、
更正施設(?)のような所で、どうしようもない不良や知的障害の人等が収容されてたとかなんとか、
と聞いた話で確信はないが、という風な感じで教えてもらった。これも有名な話らしかった。
私は少しだけ自分の考えと繋がった気がして、坊主頭の彼を思い出した。

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bronco

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