Categories: 洒落怖

止まらない悪意

この怖い話は約 3 分で読めます。

469 本当にあった怖い名無し 2011/06/03(金) 22:51:42.96 ID:UGIm6vrk0
遅筆だけど1~2年前の話で、心霊なのかちょっと微妙な話書いてく

別れてから連絡なんて取り合ってもいない元彼(以下Aとする)から、携帯に電話がかかってきた
何の用かと思ったが、きちんと貸し借り(お金じゃなくてCDとかね)や気持ちのけじめもつけて
キッチリ別れたから用なんてないはず
もう私は結婚してるし無視した
しかしその日から日に数回電話が来るようになり、回数も増えるようになってきた
正直気分悪かった
着信拒否ならいつでもすぐにできる、もうこれは一言言ってやると
怖さ半分怒り半分で電話に出ることにした
すると意味不明な罵詈雑言
Aが基地になったんだと思って冷や汗が出た
なだめてとりあえず電話を切ろうと思って、話に相槌を打っていたが
Aは懇願するように「電話かけてこないでくれ」と言い出した
話が見えないので落ち着かせて話を聞くと、毎日私から無言電話が来るので
迷惑だ、何の用だとあの罵詈雑言は抗議だったらしい
しかしもちろん私に心当たりはない

474 本当にあった怖い名無し 2011/06/03(金) 23:09:25.14 ID:UGIm6vrk0
いくら説明してもお互いかかってきたかけてないと話は平行線になり
「もういいよ、私はかけてないから。結婚もしてるし、かける理由なんてない」
と、私から電話をきった
すっきりしなかったが、もうどうでもよかった
とにかく関係を切りたかった
基地疑惑も晴れたわけではなかったし
着信拒否にして、もうすっかり忘れてすごしていたある日
友人というほどでもない、お互い連絡先の交換を社交辞令的にした程度の
まあ共通の知人?というような間柄の人からメールがきた
「Aから電話しないでって伝言預かった。あいつ変だよ?どうした?」
って言う内容だった
驚いたというか呆れたというか、とにかく知人に失礼にならないように
謝罪と説明も兼ねて電話で話したいと返信し、その日のうちに知人と電話した
知人は話を聞いてくれたが、痴情のもつれという疑いを持っているらしく
まあまあ、お互い冷静にね・・・といった様子ですっきりしないやり取りとなってしまった
でもAが憔悴しきっており、しかし電話がなぜか悔しさからか解約できないと
弱弱しい口調でぼやいていたことだけは聞き出せた
だんだん不安になってきた
いったい誰がかけているんだろうと
夫には心配をかけたくないので、まったくAにも知人にも関係のない友人に相談した
「それってよくあるいたずらだよ!誰かが電話帳の名前、お前の名前にして困らせてんだよ~!かなり悪質だけどね」
そういわれてなるほどとも思ったが、まったく安心できなかった

486 本当にあった怖い名無し 2011/06/03(金) 23:40:21.14 ID:UGIm6vrk0
私にもAにも迷惑をかけ、昼夜問わず電話をかけ続けるほどのいたずらって何だろう
恐ろしかったし、自分には火の粉どころが火そのものが降りかかってるんだと電話に出たのを後悔した
でも無言電話がかかってきていないことで慢心していたこともあり、事態をさらに数ヶ月放置していた

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