Categories: 洒落怖

たんたたたーん

この怖い話は約 3 分で読めます。

ケータイから初カキコ。
あんまり怖くないかもしれんがそこはスマン。

俺は、まぁ普通に地元の県立大学に通ってるんだけど、
大学が終わったら、電車→チャリで家に帰るのが日課なのよ。
で、その日も大学が終わって、いつも通りチャリこいで家に帰る途中だったんだ。

うちは、結構田舎で普段は全然人とか居ないんだけど、桜の名所(?)で、春になると、花見客やら何やらで、そこそこ人が集まったりするんだよ。

その時は日も暮れかかってて、花見客もそんなに多くなかったから、ちょっと飛ばし気味でチャリをこいでたんだけど、

何というか、左の太ももに違和感があった、
何かがぺしぺしぺたぺたって当たってる感じ?
音楽聴いてたし、最初はイヤホンのコードが当たってんのかな?と思って気にしなかったんだけど。
ある程度時間が経ってから妙な事に気が付いた、

左太もものぺしぺしが、一定のリズムを刻んでる。

俺がチャリをこいでると、

たん、た、た、たーん

たん、た、た、たーん

って、ずっと同じリズムで何かが左太ももを叩いてた。

流石に、ちょっとおかしいな。と思って自転車を止めて自分の周りを確認するんだけど、
これといって、変な物は何もないの。

405 本当にあった怖い名無し 2011/05/07(土) 10:47:56.23 ID:kF6Z16+ZO
訳がわからないままだったけど、このままずっと突っ立ってても意味ないし、
当日は、卓球の練習ガンガンやってて、チャリのペダルが結構重く感じるくらいだったから、
筋肉バグってんのかな(笑)

とか独り言呟いて、またチャリに乗ってぐいぐいペダル回してた。

それでも、ある程度したら、また例のたんたたが始まって。

気持ち悪いから、もう一度ブレーキかけたのよ。
そしたら、
後ろにいた若い女の人二人組の片方が、
「あんな小さい女の子も2ケツするんだぁ」
とか言うのが聞こえて。
チラッと周りを見たんだけど、辺りに2ケツしてる自転車なんて一台もなかった。
もう片方の女の人も、え?どこどこ?みたいな事言ってて、見つけられなかったみたいだから、気になってちょっと後ろを振り向いたらその女、

明 ら か に 俺 の 自 転 車 指 し て る の

俺のチャリには当然俺以外誰も乗ってないし、もう片方の方も、え?みたいな顔してた。

俺はそのあと、怖くて全力でチャリこいで家に戻ったから、
家に帰るまでの間は覚えてない。
ちなみに俺は、あの後は特に何も痛い目には合ってないよ。

bronco

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bronco

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