洒落怖
女難の家系

この怖い話は約 3 分で読めます。

携帯から失礼します。
あんまり怖くはないと思います。
先日まとめサイト?で「コトリバコ」を読んで、私の家系にもあれに似たことがあり、
願わくばここの方々の専門的な知識、助言や考察を賜りたく思います。

単刀直入に言いますと「本家の女は四十歳を迎えない」んだそうです。

確かに、私が知る限りですが、祖母、曾祖母は若くして他界しております。
しかし、私は親戚のその言葉を「偶然」の一言で一蹴しました。
と言うよりも、この家系にそれほど長い歴史があるとは聞いていないし、
由緒のある家系だとも聞いていませんでした。私はオカルトも信じていませんでしたし。
事実、本家がある田舎を離れてもう二代も過ぎていますし、去年に本家の家屋を取り壊した際も、
親戚一同は大きな躊躇もなく「まぁ、仕方がない・・・・」と言ったり、中には宴会よろしく酒を呑む人までいました。
そんな人達が云う因習に、信憑性はまったく感じられなかったんです。
それに今はそんな時代でもないじゃないですか。

けれど、何か引っかかったんです。違和感と言いますか、モヤモヤといいますか...
ついでに湧いてきた好奇心や探求心にまかせて、調べることにしたんですよ。

180 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 21:22:34.48 ID:VuRaxvaEO

件の会議(飲み会?)の明くる朝、取り壊しが決定した本家に向かうことになりました。
私が幼い頃に何度か来たことがあるそうなんですが、記憶にあるのは離れた所にある薄暗い厠と、
兄と二人で散策してこっぴどく叱られた、大きな蔵です。
まぁ幼い頃に見て感じたほどおっきくはなかったんですがw

家屋自体はもう半壊していました。
そもそもは半壊した家屋が危険で近所の子供の遊び場になることを懸念した親戚の提案なんですがね。

数人が中に入り、遺影や仏壇などを運び出していました。大方片付いたところで親戚のkさんが
「蔵はどうする?やっぱ残すんか?」
と少し神妙な表情で蔵の閂に手をかけました。

「あぁ・・・・・・」
と数人は作業の手を止め、互いに目を合わせて一息。真剣な表情で蔵に向かいました。

なにやら空気が変わったので、私も粛々とそちらに向かうことにしました。

184 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 22:11:27.19 ID:VuRaxvaEO

鼻をかすめる埃っぽいような、カビのような臭い・・・
凡そ夏の景色には不似合いな、しん・・とした暗い室内に、少し胃の辺りがぎゅうっとしたの覚えています。

中ではkさんが率先して、あれは?これは?どうする?と周りに相談しています。
方言のおかげで何が何だかさっぱり分かりません。

私は高く積まれた書物に目がとまり、その内の一冊を手にとりまして、ぱらぱらと見ていました。
ミミズのような文字に悪戦苦闘しながらも、漢字や行からどうやらそれが人名であると確認できたんです。
ここにきて表紙を見てみました。
ほとんどがシミに喰われたりでよく読めず、頭に漢字の一部と末尾の漢数字はかろうじて読めました。
他の書物も何冊か見たんですが、やはり同じようなもので私には皆目見当もつきません。

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