Categories: 洒落怖

陽気なじいさん

この怖い話は約 2 分で読めます。

近所に陽気なジイサンが居まして、天気がよければ 家の前に椅子出して座って声掛けてくれるんです。 「綺麗なねえさん!♪買い物かい?♪」とかね(笑)
去年の7月の午前4時頃、私はコンビニに買い物に行きました。行きはなんともなかったのに、そのジイサンの家辺りが遠目にみて霧がかかっているんです。帰り道だから
その霧に向かって歩く訳ですけど、近くに寄るとあの陽気なジイサンが、白い袴姿で立っているんですわ。時代劇みたいな格好して、カワイイやんWと思ってると深深とお辞儀をするんです。
ええっ?と思い、よく見るとジイサンの後ろに二列に並んでる人達がずらりと羽織袴姿?で(とにかく時代劇架っていました)

前の方は主に男性達で、後ろの列は女性達の列です。その方達が一斉に深深とお辞儀してくださるんです。私は慌ててより一層深いお辞儀しましたよ!
霧がまるで逆戻ししたみたいに無くなって、誰も居なくなりました。そしてハッと気が付いて見ると、陽気なジイサンの家の玄関横に白い大きな提灯が妙に明るく立ててありました。

785 本当にあった怖い名無し 2010/08/20(金) 05:32:50 ID:mCsxU9wFO
ロウソクの灯りって妙に明るいんですね。後で49日だったのだと聞きました。きっとあの大勢の人達は迎えに来た人達だったのだと。

bronco

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