Categories: 洒落怖

誰だ

この怖い話は約 1 分で読めます。

厨房のときの話
薄着だったから夏だったと思う
市営住宅で、俺の部屋の窓の向こうは通路だった
その窓はガラス戸と、その内側は障子になっている
頭を窓側にしてベッドで横になっていて
何気なく窓のほうを見ると

ガラス戸はしまっているのに、障子が15センチほど開いていた
気になったので障子を閉めようと思ったが
その前になんとなくガラス戸を開けてみた
ガラス戸を開けると同時に慌てた様子の誰かがダダダっと逃げて行った。
俺の推理だが、ガラス戸を開けて、障子を開けて、
誰かが俺と部屋を見ていた
それで一旦ガラス戸だけ閉めていたのだろう
もう何年も前のことだが
いまだに誰だったのか気になる・・・

bronco

Share
Published by
bronco

Recent Posts

ブライダルフェア

いや、たいして怖くないんだけど…

4年 ago

教祖の妻の肖像画

親が昔、へんな宗教にはまってた…

4年 ago

The Body

10年くらい前の話だけど・・・…

4年 ago

謎の曲

出所が分からない所からの楽曲ダ…

4年 ago

エレベーターで見たもの

じゃあ俺が生涯で一番ビビった話…

4年 ago

強烈な遺体

久しぶりに民話でなく現代の話を…

4年 ago