洒落怖
つかれてる

この怖い話は約 3 分で読めます。

とても長くなります。

受験勉強もやって、かろうじて名門大学に滑り込みました。
人並みに頑張ったと思ってます。そして人並みに成果が出たかな。
会社勤めがはじまってからも、やっぱり頑張りました。
でも、ちょっと頑張りすぎちゃったのかもしれない。

営業入社だったんですよ。
どこの会社でもそうですよね。
伸び悩んだが最後。他の課への転属が待ってる。
人当たりが良くて、礼儀正しい。
それだけで配置されたなんてド新人にはきつい職場でした。
同期に後二人入ったんですね。

彼らは半年もしないうちに最初の成績あげたんです。
数年に一度しか営業課には残れないっていわれるくらいだから。
もう、その時点で、自分は脱落だと覚悟してました。
でも、はじめったんです。
納得ができないほど、挫折感を味わったのは、あれが最初でした。
なんとかしなきゃって走り回って。
やっとのことで、親族の経営する会社に売り込みました。
数字でいえば他二人より桁が一つ上です。嬉しかったなあ。
「はやいとこお前の机は他所にいってもらおうな」
顔を合わせるたびにいわれていたこのお小言がなくなりました。
見放されかけていた先輩に、ばんっばん肩を叩かれながら
「よしっ、くどきにいくぞっ!」
って発破かけられる毎日がはじまりました。
一人いなくなり、二人いなくなり。
数年ぶりに自分が営業課に正式採用がきまりました。

834 本当にあった怖い名無し sage 2010/06/08(火) 19:04:44 ID:m+mNMB9G0
二年くらい働いて、先輩の営業が一人転属になり。
わたしは無理を続けながら、段々、頭がハゲてきました。
ある日、ふと鏡の中の自分が、変に見えたんです。
こびへつらうような薄ら笑いを浮かべてることに気付きました。
口の周りにも作り笑いをうかべていたせいか、皺がよってます。
成績と引き換えに悪くなった人相を見て悲しくなりました。
それからだんだんと食事が喉を通らなくなってきました。
自分のやっていることは正しいことなんだろうか。
クレームがつくたびに、怖くなっていって。
成績が落ちてきて、上司にも随分迷惑をかけました。
入社した手の頃は厳しかったですが
期待に応え続けてきた信頼からか。
「調子崩してるときはぱーっと遊べ。
 おまえのこれまでの売り上げなら
 二ヶ月でも三ヶ月でもいい。
 でもそのあとはしっかり仕事しろ」
ありがたいお言葉をいただけました。

この怖い話にコメントする

つかれてる
関連ワード
ホットタイトル
ここ1週間でよく見られています
ここ1か月ででよく見られています
サイト内でよく見られています