Categories: 洒落怖

興味津々

この怖い話は約 3 分で読めます。

6~7年位前ある工場で働いていた時の話。
その時俺は勤務したての試用期間だったんだけど、工場内での足音&物音は頻繁にあった。
そして上司や先輩などからは「でるからwそれでやめてったのも一人いっしw」とか普通に言われてた。
3ヶ月の試用期間中に足音&物音を聞きまくってた俺はなんか慣れてきて姿さえ見なけりゃ大丈夫だなとか思ってた。
んで、試用期間も終わって5ヶ月くらいした頃。
雨降ってて、残業中だった俺は工場にはいる玄関みたいな所でダンボールを別の作業場に移す作業をしていた。

んで何気なくダンボールのある所から玄関みたいなところに行くときにドアについてる窓をみた。
そこにはTシャツを着る途中に頭にひっかかったようなジャミラみたいな真っ白なモノがす~っと通りすぎってった。
一瞬固まり、ゆっくりと上司の所にむかってその事を話したがとりあってもらえず作業の続きを促された。
俺はおっかなびっくりさっきの作業を続けたが、その日は何もなく残業を終えた。
それから1週間ぐらいたった時。
続く

579 本当にあった怖い名無し sage 2010/04/24(土) 20:49:23 ID:/8RTPn3d0
続き
その日は機械が動いていないせいかいつもより物音がすごいように感じた。
でも、それには慣れてたので調子の悪かった機械を直そうと普段あんまり行かない屋根裏みたいな部屋に梯子で登っていった。
カンカンと俺の梯子を上る音にまじって屋根裏からコンコンっといつもの足音がする。
屋根裏にはもちろん誰もいない。
かまわず登っていって屋根裏部屋に上がるための四角いフタをずらそうとした時。
さっきまでコンコンだった足音が急にダンッダンッ!!!に変わった。
そして1/5位までづらしたフタの上にあきらかに誰かが乗った感触がしてそれ以上ずらせなくなった。
やばいやばいやばい!焦りまくった俺はとりあえず、何度も梯子を踏み外しそうになりながら急いで降りた。
降りている間もフタの上で誰かが飛び跳ねているかのようにダンダン動いていた。
やっと梯子を降りてふと、もう一度フタをみると1/5の隙間から逆さまに長いソバージュの髪が垂れ下がっていて子供のような童顔の顔が鼻のところまで覗かせてこちらをじっと見つめていた。
それはもう全速力で逃げた。
何回も転んだけど、とにかく事務所まで逃げた。
それを上司に話したらおもいっきりまたかよみたいな顔をされた。
当然俺は辞めようと思ったが、引継ぎの間の1ヶ月間だけは我慢で通勤はした。
けど、その間は絶対に一人で作業はしなかった。

bronco

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