Categories: 洒落怖

札まみれの箱

この怖い話は約 2 分で読めます。

昔、曽祖父に聞いた話。

曽祖父の家に、大量のお札で蓋がされた木箱があった。
それは代々曽祖父の家に伝わってる箱で、
「家に本当に困った事があったら開けろ」って言われてたらしい。

曽祖父は畑を耕すのに村の若い奴らを数人雇ってたんだが、
その若者達が酒を持ち込んで宴会して、箱を勝手に持ち出して開けようとしたらしい。
宴会に偶然遭遇した曽祖父が焦って部屋に飛び込んだら、そいつら、
火の手が全く無いのに全身が焼け爛れてもがき苦しんでたんだってさ。
それと、札を破く音が聞こえたのに、見てみると札はそのままだった。
そいつらは奇跡的に助かったんだが、傷が治るまでずっと発狂したようになってたらしい。
ずっと何かの名前(?)をぶつぶつ呟いて、夜中に走り回ったりしたそうだ。

その箱はまだ曽祖父の家にあるんだが、時々位置が変わるって言ってた。

あんまり怖くないな、スレ汚しすまん

bronco

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bronco
Tags: 木箱

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