洒落怖
アンテナ

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今のご時勢に必要かなと思って投下する。
もう20年くらい前になる話だけど、当時俺は親戚のツテで寺に修行に行ってたのね。
理由は、まあ若いうちはみんな持ってる厨二病な超人願望ね。
まだオウムとかの事件が出る前だったし。
名前を言えばあああそこかってわかるほどの有名な歴史のある場所。
そこで半出家状態で毎日修行してたわけよ。
もちろん修行だからそれなりに厳しいわけだけど、外部の人間でもあるから、
多少は内弟子?レベルの人たちよりもお客様扱いされてた。
修行じゃない時は、たまに雑談したりしてたんだけど、その話の内容がかなり面白かった。
ぶっちゃけ浮世離れした話の世界で、娑婆だと普通に電波扱いされるレベルな。
気とか経絡とかチャクラとか仏とかそういう話。
まあ修業的な話はともかく、みんなに関係ありそうなのは、社会や国家に関する話だよな。
今の日本に関する話だと思うので共有したい。

523 ちょっと投下 New! 2011/12/23(金) 12:23:22.92 ID:27KwqXLO0
師匠「洒落君(俺のことね)、君、法学部だって?」
「あ、はい、そうです」
「そうか。じゃあ下山したらその仕事に?」
「まだ、その何というか考えられないですね。自分が何になるか」
「どうせなるなら偉くなりなさいよ。衆生救済は仏道だよ」
そんな感じの話してたら、ちょっと考えてた後に、話が進んだ。
「洒落君、ついてきなさい」
季節は冬で結構な寒さなんだけど、一緒に外に出たのよ。山の上だから風が寒い。
見晴らしのいい場所で師匠は俺に、
「あれ、見てごらん」
と御山の天辺のアンテナ?みたいな物を指した(後で調べたら相輪というらしい)
「はあ、あのロケットみたいなやつですか?」
「あれ、何だと思う?」
まあ普通に考えたらただの飾りなんだけど、今までの経験からそういう話じゃないわな。
「えーと・・・アンテナみたいな物ですか?御仏の力を受信するとか(笑・・・」
「半分正解」
「え!本当ですか?」
「そ、寒いから戻ろう(笑」
中に戻ってきた俺たちは、相輪の話に戻った。
「洒落君、さっきアンテナって言ったよね?そのとおり、アンテナなんだよあれは」
「アンテナというのは、機能が二つある。受信と発信だ」

526 ちょっと投下 New! 2011/12/23(金) 12:35:51.34 ID:27KwqXLO0
「受信の方は、気脈と繋げて情報や気を受信するんだよ」
「発信の方は、こちらからの情報を送信する」
「全国にある寺はみんなそうだよ。これは宗派関係ない。日本全国の寺を繋げる」
要するに携帯のアンテナみたいなものらしい。当時はそんな言葉知らんかったが今で言う
インターネットやネットワークみたいなものだろう。
「それでその気を各寺やその地域に下ろすんだ。そういうことなんだよ」
「なるほど、そうだったんですか。でもどうしていきなりアンテナの話を?」
「あれで流す気は、質がある、質はわかるよな?」
「あ、はい。おかげさまで。それは堕落した寺からとかそういうものですか?」
「もちろんそれもある。でも、大半の寺からはそんなの出ないよ」
「問題は、寺から流す対象の娑婆の質だよ」
話によるとこうだ。要するに寺は相輪でネットワークを作り、いい気を各地域に流す。
でも流す地域がひどいと焼け石に水らしい。
「汚れた水に新しいきれいな水を流せば薄まる。でも限度があるよね」
「日本の寺を作った方たちはこういう仕掛けをつくって国づくりしたのだと思う。中央の集権化も含めてね」
「寺が昔は住民の管理や集会所や学校だったことは知ってるだろう?」

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