洒落怖
一瞬の静寂

この怖い話は約 4 分で読めます。

特に何をするわけでもなく、「ぼけ~」っと、してしまう時があります。
頭を働かせることも無く、虚ろな状態と言うのでしょうか?・・・その様な状況になります。

原因は分かりませんが、慌しくせわしない毎日にうんざりし、疲労感とイライラが恒常的に感じると、体と脳が防衛本能を働かせるとでも言うのか、いきなりテレビやオーディオの電源を落としたような「停止と静寂感」になるのです。
一瞬の感覚なのかと思ったりするのですが、どうも何秒間はその状態我が続いているような気がします。
正確にどれぐらい時間が過ぎているのか不明なのですが、感覚的にはそれなりに時間が経過していると思われます。

 私の知識や経験では正しく説明できないのですが、これを「瞑想状態」と言うのでしょうか? もし、「瞑想」であれば、リラックス状態で良いことなのかもしれませんが、ごく稀にその停止状態中に、説明のつかない状況に陥ってしまうことがあるのです。
特に、その状態が長く続いたと感じる時程、状況が酷くなることがあります。

これからお話することは、先週末のそんな状況での出来事なのです。

239 本当にあった怖い名無し sage 2009/10/20(火) 16:28:48 ID:n/JJvvmc0
ことの始まりは、夜8時過ぎだったと思います。仕事が終わり、いつものように帰宅途中の電車の中でのことでした。
仕事帰りの勤め人や学校帰りの学生と、皆一様に疲労感が漂う社内でした。
何人かの乗客は、電車特有の振動と車輪の音が眠りを誘うのか、座席シートで寝入ってしまっています。
車窓の外は夜の闇が広がり、車内の照明の光が届く範囲をぼんやりと照らし出しています。
線路際の住宅やアパートから、家々の明りがチラチラと目に入ってくる日常の光景でした。
私自身も、一日の疲れから座席に座り「うとうと・・・」と、してしまいそうなのです。しかし、後数駅で降りなければなりません。
睡魔に襲われながらも、必死に戦っている状況でした。車内のどこからか分かりませんが、まわり人達の会話らしき雑音が聞こえてきます。声の感覚からすると、4~5メートル程度の離れた距離にいる、二人の中年女性乗客と思われます。

241 本当にあった怖い名無し 2009/10/20(火) 16:31:29 ID:wuPhWC6p0
オカルトではないのかもしれないけど、最近父から聞いて恐怖したこと。

うちの一族は元々祈祷師の一族で、今でも酷い風習が残っている。
それは、「一族の当主が亡くなったとき、最も若い人間が人身御供となる」
というもの。少しでも一族の血が流れていれば対象に含まれる。
それが、最近まで私が対象であったのだ。

「一族の始と終を繋げることによって、魂が一族の中で廻るようにするため」
らしい。ちなみにカッコ内の言葉は父に言われたとおりのまま。
昔は、当主が亡くなるとその遺体と一緒に折り重なるように、大きな木箱に
入れて切り刻み、骨を砕く。それで血でいっぱいに満たされたら蓋をして祠に奉じる。

ちなみに今は当然殺人は犯罪。だから代わりに7日間、遺骨とともに
祠で過ごすことになっている。それでも、この儀式は成立してるらしい。
理由は様々だが、この儀式の最中か数日後には皆亡くなっているから。
一族が祠にいる時になにか仕組んでいるのかもと言っていた。
その後の流れは同じようにしているとか。

一時期、この儀式そのものを廃止するという話もでたが、実行してから
まもなく一族の中で祟りが起き始めたらしい。生まれてくる子どもが
流産や、障害をもって生まれてくる。当主になった人が相次いで事故死。
ほかにもいろいろあったそうだが、父は教えてくれなかった。

従妹が子どもを産んだため、私が人身御供の対象から外れたため父が教えてくれた事実。
対象から外れるまでは教えることも禁止となっているので言えなかったそうだ。
もし、それまでに当主が無くなっていたらとおもうと怖くて今でも震えが止まらない。
なにより、生まれてきた赤ん坊が不憫で仕方がない。

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