Categories: 洒落怖

視線

この怖い話は約 3 分で読めます。

519 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/07(月) 14:03:17.15 ID:4ShXvr0cO
最初に言っておくけど、かなり長文ですし、オチもないし、創作と思うかもしれないけど、書かせてもらいます

僕は小中高とずっとイジメにあっていました。
友人もいなくて趣味もゲームだけ、人から見たら淋しい人生を送っていたと思います。
心配かけたくない一心で親にも誰言えず、ずっと一人耐えていました。
高校も卒業となり今までの生活を変えようと県外の大学を受け、見事合格し、嫌な思い出しかない地元を出ました。
新しく始まった大学生活は僕にとって最良の物となり、初めて友人が出来て友人と遊んだり旅行に行ったり等、今までした無い事を多く経験する事できました。

520 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/07(月) 14:04:48.90 ID:4ShXvr0cO
彼女なんて出来ませんでしたが高望みなんて出来ず、友人が出来た事だけで嬉しくて大学生活が楽しくて仕方なかったのを覚えています。
ですが楽しい出来事は本当に早く過ぎる物で、あっという間に就職活動となりました。
就職は大手の企業に決まり、大学生活での事を活かし、ここでもしっかり良い人間関係を築いていきたいなと思っていました。
しかし、社会に出るのは甘くありませんでした、僕はまたしても社内でのイジメにあいました。

521 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/07(月) 14:06:08.99 ID:4ShXvr0cO
社会人になってからのイジメは学生時代に受けた物の比ではなく、肉体的では無いものの悪質で精神的に追い込まれて行きました。
ですが、喜んでくれた親、祝ってくれた友人達を思えば簡単に辞める事も出来かった僕は必死で耐えて仕事を続けました。
しかし、やはりイジメは無くならず友人に相談したくとも、新しい生活が始まったのは自分だけではなく、迷惑をかけたくないと、ずっと一人で背負い込んでいました。
就職して三年が経ち遂に耐えれなくなった僕は仕事を辞め、自分のアパートに引きこもりました。
三年間遊ぶ事もほとんど無く退職金も出て少しは蓄えはあった為、昼間は寝て、食事はコンビニ弁当で済まし、夜はひたすらパソコンと向き合う生活を送っていました。

522 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/07(月) 14:07:18.72 ID:4ShXvr0cO
そんな自堕落な生活の中、僕はある投稿型のオカルトサイトを見つけ、そのサイトに僕はハマり依存しました。
様々な作品を読み、実話なのか創作なのかわからない、でも引き込まれるような魅力を持ち、どんどんのめり込むようになり、遂に僕はある決心をしました。
もし、実話なら僕も体験出来るかもしれない、体験出来てそれを書き込めば皆の仲間入り出来るかもしれない、そう思い込み単身で心霊スポットと呼ばれる所へ行きました。
行ったのは幽霊が出ると噂の滝でした。
懐中電灯片手に一人で滝までの道を歩いて行きました、途中地蔵などがあり元々気の小さな僕はずっと体を震わせ周りを見回りながら歩いて行くと、噂の滝に辿り着きました。

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