Categories: 洒落怖

心霊スポット

この怖い話は約 3 分で読めます。

648 647 sage New! 2012/05/27(日) 00:36:36.09 ID:X4voOScY0
誰もいないようだが、投下してみる。

今から約10年くらい前の話だ。
当時俺は大学2年で、夏休みに田舎に帰省していたんだ。
俺の田舎は観光地ではあったが、地元民向けの遊びスポットって少なかったんだよね。
夜に遊ぶと言ったら飲み会や女子をナンパ、心霊スポットに凸する位しかなくて退屈な街だなと思ってた。

事件?があった日はよく一緒につるんでいたA、B、Cの4人でナンパに行ったが、見事に玉砕し暇をもてあましていた。
となるとやる事といったら酒を飲みながらウィイレやるか、心霊スポット凸くらいだ。

昔からチビで調子こきのBの提案で心霊スポットに行こうという事に。
当時”ほんとにあった呪いのビデオ”っていうDVDが流行ってて、心霊ビデオとって投稿してお金をもらおうぜっていう流れだったと思う。
1件だけ行って心霊ビデオが撮れなかったら、骨折り損だという事でこの日は数件凸しようという事に。
結局凸する候補を3件に絞ったが、以下のとおりだ。

① 大○湖付近にある廃ホテル
→火事によって、宿泊者などが亡くなったといういわくつきの場所
② 隠れキリシ○ンの墓
→その名のとおりの場所。江戸時代に禁止されていたキリスト教の教えを隠れながら信仰していた方々の古いお墓らしい。
ちなみに、この墓内で首吊り自殺などもあったようだ。
③ ○山の賽の河原
→恐山と兄弟(姉妹?)と言われる北海道の南部にある霊山。日本全国にも点在する賽の河原のひとつだ。

以上3スポットを回ろうぜという事に。
ワクワク体験できる上に、お金もゲットできて、一石二鳥!とこのときは思ってた。
後からすげぇ後悔したけどな。

650 647 sage New! 2012/05/27(日) 00:41:12.80 ID:X4voOScY0
凸場所が決定したところで、早速懐中電灯×4とデジタルカメラを準備して出発。
Aの車(ミニバン)でAが運転、助手席に俺、BとCは後ろの席という陣形である。
A以外はビールを飲みながら、レッチリを聴きながらノリノリのテンションで1番目の廃ホテルを目指し1時間半ほどのドライブへ。
廃ホテル付近は街灯はゼロ、月明かりと車のライトを頼りに進んでいく。
真っ暗な細い道と深い森の中を車のライトのみで走るだけでも結構不気味で正直俺は結構ビビッてた。

到着時間は11時を少し過ぎた位。
静まり返った廃ホテル前に車をつけたが、真っ暗だった上に霧が若干出てきてて正直なんで来たんだろうと
若干後悔していた。

そんな空気を変えたのがビールとレッチリの力でテンションMAXのBだった。
B”うほぉお、いかにもって感じの場所だな!!俺はやればできる子だー!”とかわけのわからん事とレッチリの歌を歌いながら凸が始まった。
廃ホテルの中は火事があった事もあり、結構床なども抜けていて危険だった。
撮影係の俺はデジカメであたりを撮影しながら進んだ。ぶっちゃけ真っ暗すぎて何が移ってるのか全くわからない状態だった。

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bronco

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