Categories: 洒落怖

峠のドライブ

この怖い話は約 3 分で読めます。

361 JHF sage New! 2009/05/28(木) 00:35:32 ID:1SvppwQE0
これからする話は、私の作り話では無い事を言っておきます。
信じてくれとは言わないし、信じてくれる人がいればそれで良いと思っています。

私は関東のT県U市(県庁所在地)に住んでいて、高校生と中学生の二人の娘を持つ40歳の普通の会社員です。
趣味は特に無いけれど、深夜寝付けない時など時々一人でドライブをする事があります。
今回その時に経験した事を書こうと思います(実際は未だに続いているかもしれない事ではあるのだけれど….)

その事があったのは先週5月23日の土曜日、深夜の事….
その日は早朝からゴルフ仲間とB市にあるカントリークラブに出かけ、
適度に疲れて帰ってきたのが夕方前の3時過ぎでした。

朝早く起きてのラウンドだったので、帰ってきてからひと眠り。
夕食だと起こされたのが19時で、その後は居間で妻と二人テレビをみて過ごしました。(上の娘はバイトで下の子は塾)
21時に下の子を塾に迎えに行き、家に帰った時に丁度バイトから帰った上の子と同じく帰宅しました。

久々に家族皆で揃ったので(僕たち夫婦は夕食は済ませました)皆でダイニングで暫しの団欒をして、23時頃にお休みを言って皆解散….
一度は寝室のベッドに入ったのですが、夕方に寝てしまったので中々寝付けず、一人深夜のドライブに出かけることにしました。
お気に入りの曲を聴きながらの夜のドライブは、やはり良いものだなっと思いながら、
いつもは空いた環状線を走るのですが、今回は少し遠出をしてN市まで足を運んでみる事にしました。

362 JHF sage New! 2009/05/28(木) 00:36:33 ID:1SvppwQE0
N市は関東地方では有名な場所で、家康公縁の地でもあります。(猿でも有名W)
N市まで到着しましたが、流石にI坂峠には上る気が起きずにそのままUターンして帰路につく事にしました。
今回話す事はその帰り道で経験した事です。(前置きが長くなってしまいましたね…)

いつもはN市の帰りは有料道路を使って帰るのですが、その日は何となく下道を通って帰りました。
そして下道を通って帰る途中にKトンネルというのがあって、そのトンネルの脇に旧道の小さな峠道があります。
普段は全くそんな峠道を使う事はないのだけれど….
本当に馬鹿げた話だけれど、丁度聞いていた音楽がとても居心地が良く、
もう少しだけ聴きながら運転したいと思って、少し遠回りしたくなってしまいました。
そんな時、丁度トンネル手前の旧道が目に入り、何気にハンドルをその方向に向けていました。

その峠は今では日中も誰も通らない道になっていて、道路半分以上に渡り草が生い茂る状態でした。
その道に入ってから「この道はちょっと失敗したかな」と思ったのですが、街頭も何も無い道でもUターンも面倒で、
そのまま荒れ果てた草の生い茂る道を走って行きました。
その道は丁度峠の頂辺りに男根の形をしたご神体が祭られていて、この道は地元民からは金○峠と言われていました。

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