Categories: 洒落怖

寝言

この怖い話は約 2 分で読めます。

953 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/16(水) 03:01:23.15 ID:Y1+rF92X0
俺がまだ4,5歳くらいだった頃の話。

ある日の夜、母さんが俺を寝かしつけていた際、まだ舌足らずな喋り方しか出来なかった当時の俺が、「なあ。何か臭くね?」とはっきりした発音で寝言を言ったらしいのだ。
突然のことで、まさか泥棒が潜んでいるのかとパニックになったらしいのだが、再び俺が「う~ん、絶対何か臭うとおもうんだけどなぁ」と喋り、更に驚いたとのこと。

そして、その言葉を信じて辺りを嗅いでみると、確かに臭い。
心配になって家を見て廻った所、ガスが漏れていたらしいのだ。
それ以来、俺が寝言で喋ることはなく、あれは一体何だったのだろうと首を傾げる日々だったらしい。
俺は覚えてないけど、まあなんだ。人間ってピンチの時には何だってできるものなんだな。

怖い話じゃなくてスマン。

bronco

Share
Published by
bronco

Recent Posts

ブライダルフェア

いや、たいして怖くないんだけど…

4年 ago

教祖の妻の肖像画

親が昔、へんな宗教にはまってた…

4年 ago

The Body

10年くらい前の話だけど・・・…

4年 ago

謎の曲

出所が分からない所からの楽曲ダ…

4年 ago

エレベーターで見たもの

じゃあ俺が生涯で一番ビビった話…

4年 ago

強烈な遺体

久しぶりに民話でなく現代の話を…

4年 ago