Categories: 洒落怖

一人が怖い

この怖い話は約 3 分で読めます。

153 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:45:38 ID:7fFChxeU0
親戚の女の子が、父親に連れられ家に遊びに来た。

この子は母親を数週間前に亡くしていた

今回父親が出張に出てしまうので、数日間うちで預かることになったのだ
環境を変えて元気付けたいとの想いもあったのだろう

人見知りが激しいわけでもなく、特に明るくも暗くもない
ごく普通の女の子だった
母親の死のことで特別ふさぎこんでいる様子もない

が、遊び相手をしているうちにある違和感を感じるようになった

155 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:59:59 ID:7fFChxeU0
一人になることを異常に怖がるのだ
私がトイレに立ちその間部屋にとりのこされるだけでも異常に怖がる
その嫌がり方は尋常でなく、泣いて私のスネにしがみつくほどだ

私の母親といる時も同じ反応を示すという。
てことは、私と離れることが寂しいからということでもないらしい
空間に孤立しなければ、誰が相手でもいいと思われる。

ますます分からなくなった

学生の身分であるとはいえ、自分にも予定があるし一日中遊び相手を
しているわけにもいかない。
しがみつく女の子をふりほどいて外出するのにも辟易していた

156 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 04:16:19 ID:oai1HuR00
生活保護の申請に来たホームレスを稼働能力の活用を促すと称して地元の派遣会社に送り、
免状や経験が関わる項目を除く全ての条件がOKの登録カードを書かせて、
危険な工場労働に派遣させるという所業を繰り返していたワーカーが
30代の若さで急死しました。
霊的な現象なのか人間の代行業者の仕業なのかも予想がつきかねるけど、健康そのものだった先輩の
急逝が大変不気味です。脳の血管だけが極度に収縮していたらしいです。そんな事ってあるのか・・・。
大手派遣会社の支社とのプチ癒着という程度の悪人にしては、何の神だろうと命で償わせるのは重いような。
やはり自然現象なんでしょうか。
判断がつきかねますが、傍の我々はまだびびっています。
四国の巡礼は近代以前に、食い詰めた人が人々の慈恵を求めて旅をしたのが源流だという話を聞いた事があります。
当地は四国ではないし宗教色や文化色のあるホームレスは来たことがありませんが、
一定の生活基盤を持たず諸方を流浪した人間というのは、何か霊的なものの眷属とかになるんでしょうか。

157 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 04:18:41 ID:7fFChxeU0
ある日また例によってむずかったので、今度という今度はと

「○○ちゃん、そんなワガママ言ってちゃだめでしょ」
と少し強めにたしなめた。

私が無理やりふりほどいてトイレに立とうとしたその時、
彼女は泣きじゃくりながら叫んだ

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