Categories: 短くて怖い話

ぼくはしってるよ

この怖い話は約 2 分で読めます。

312 名前:母を訪ねて名無しさん千里 投稿日:2000/10/18(水) 17:33
ついゆうべの事なんだけど、友だちに借りたPC用RPGをやってた。
割と単調なゲームなんだけど、他にすることもないので、深夜までだらだらやってたのさ。
ところがある時間を過ぎた頃から、なんだか画面の様子がおかしくなり始めた。
一瞬だけど画面全体が斜めに傾いだり、モンスターの攻撃を受けてもいないキャラが突然死んだり……
なんだよ、えらいバグだなあと呆れながら、何回か起動し直していたら、
いきなり画面が真っ暗になって中央に文字が現れた。

どうしてこんなことになってるか、ぼくはしってるよ

それを見たか見終わらないかって瞬間、傍らに置いてあったクッションもろとも、
オレの身体が「ずずずずずーっ!」と真後ろにひきずられた。部屋の端っこまで。
驚くも何も、叫び声すら上げられなかった。
しばらく部屋の隅で固まってたけど、怪現象はそれっきり。
もちろんCDーROMは抜いたけど、どうしたもんかな

bronco

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