Categories: 短くて怖い話

湧き上がる感情

この怖い話は約 2 分で読めます。

今電車内で涙を流しながらカキコしてます。
去年私は浪人生で就職を考えて受験勉強をしていた。
夏に伊勢神宮に合格祈願を兼ねて観光に行った、外宮か内宮か忘れたが川があり私は河原で一休みしていた。すると一匹の茶色仔猫がすりよってきた。
首輪をしてないので野良と決めつけ鈴カステラをやると食った。
一服終わり河原沿いに歩くと仔猫が付いてきた。
「困ったなぁ」と思い少し遊んでやると仔猫が歩きだし、人気のない草むらに入って行った。

私も付いて行ったら猫を見失った。
帰ろうと振り向くと一人の青いワンピースを着た茶髪の8歳くらいの少女がいた。
未だに分からないが少女を目の前にして私は泣いた(正確に言えば立ったまま金縛状態で涙が止まらない)、沸き上がる感動に我慢出来ず鼻水滴ながらただ泣いた。
少女は私に握手をすると無言で歩き去った。
私はしばらく足がガクガクし、涙を流し続けた。
今年訳あって金が手に入り私立大学へ入学した。今も思い出すと涙が止まらない。

bronco

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bronco
Tags: 電車

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