この怖い話は約 2 分で読めます。
暇だなぁ…じゃあ三行に纏まるような経験談を、少し詳しくして水増しして書こう
あれは大学に居た頃、２年だったかな？の、夏に経験したお話
同じ寮の先輩Aと一緒に、先輩の友達Bの部屋に遊びに行って、その人のPCで遊んだ
酒飲みながら大戦略やったんだけど、確かそのPCは9801位の古い奴だ（年がばれるｗ）
今のPCと違って動き遅いし、一戦やったら飽きて、その後ファミコンやった記憶がある
で、先輩Aと、その友人Bは寮で飲みなおすとかで、3人で寮に向かった
大学の壁を右手に見ながら歩いていくと、通用門の前に煙のようなものが見える
俺は最初、特に何とも思わなかったんだが、その煙が狭い道を渡ってファーストフード店の前で
こっちに駆け寄るくらいの速度で近寄ってきて、背中がぞっとした
近寄るにつれ、その黒い煙のようなもののシルエットが人間に見えた
あっという間に、先輩方に挟まれた位置の俺をそいつは通過した
怖いとか、気持ち悪いとかじゃなく、形容しがたい悪寒というか
悪寒と嘔吐感と眩暈と頭痛が一度に襲ってきたような感覚だった
先輩方は、そいつが俺を通過した時に、嫌な寒気を感じたそうだ
二人同時に俺の顔を覗き込んで、俺の顔の青さに驚愕した
俺は二人に抱えられるように寮に帰り、大して飲んでなかったのに二日酔いで死ぬ思いした
その通用門には、いつも牛乳瓶に花が添えられてたっけな