この怖い話は約 2 分で読めます。

小学生の頃幼馴染みと近くの空き地で宝物探しをして遊んでいた。
変わった石や、土器紛いの物は沢山あったがあまり気に入るものもなく撤収を考え始めた時幼馴染みが嬉々としながら近寄ってきた。なーに?
ほれ、この箱!
群青色に朽ち欠けた箱を持ってきた。なんだか札っぽいのがやたらめったら貼られていたので捨てろと促したが幼馴染みは気に入ってしまい、異常に喜んで家に持って帰った。
次の日あそびに誘うため幼馴染みが住む団地を訪れたが、あのあと高熱を発して寝込んでいるそうな。

ツマンネェェ

仕方なく諦めたが、その後一週間遊べなかった。
幼馴染みが元気になったので久しぶりに会った日、

あの箱はどうしたの?捨てた?

と訪ねると、
一昨日すてた!捨てたら治った!
と言う。
でも気になるから最後に中身見たいから一緒に見ようよと言うので空き地に向かって箱を発見。
梵字やらなんやら殴り書きされた何枚もの札をビビりながら剥がし蓋を開け中身を見た。

見たこともないモノクロの俺達の写真が入ってました

bronco

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bronco
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