この怖い話は約 2 分で読めます。

うっわー・・・。猿夢っぽいのを見てしまった。
いつも夢は白黒だけどその夢に限ってカラーだったしな。

気がつくと自分はすでに台の上に磔にされていた。
バツの字に両手両足拘束。
誰かがやってきた、5人ぐらいのジジイ達だった。
ジジイ達は俺を囲むようにして並び真正面にいた奴がなにやら
黒い箱を持っていた。赤い字でなにか書いてある。
俺の頭の方にいたジジイが箱の中からなにやら紙をひいた。

「6!」とジジイが叫んだ。すると「6か、両目だ 両目だ」
と口々にジジイ共が言い始め頭の方にいたジジイが長い針金のような物を
もってきて俺の両目に近づけてきた。ヤバイと思って暴れ夢の中で目を閉じた。
でも・・・瞼がまるで透けているかのように周りが目を閉じても見えていた。
そして自分の目の前にあった物は目玉が2つだ、宙に浮いていた。
あのジジイの目玉だけが浮いてこちらを見ていたんだ。と針金が目の前に来ていた!
うわぁ!と暴れたら真っ暗になり目が覚めたようだった。でも覚める直前の暗闇で
「逃げおった 逃げおった おしいおしい」という声が聞こえたんだ。

今晩も見たらどうしよう。あっちの世界で目を針金で潰されて
こっちの世界では失明になっちまう・・・。

bronco

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bronco
Tags: 猿夢

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