この怖い話は約 2 分で読めます。

男は一週間振りに出張から家に帰ってきた。
出張前の掃除は必ず怠らないのでさっぱりとして気持ちいい帰宅だ。
男はシャワーを浴び、つまみを食べながらビールを飲んだ。
眠くなった男は寝室へ行き、部屋の明かりをつけようとスイッチに手をかけた。「カチッカチッ」
あれ?電球きれたのか?部屋の明かりはつかなかった。
久しぶりの寝室に漂う緊張感に身をふるわせてベッドに滑り込んだ。

午前2時 突然鳴り出すケータイの着信音
「あなたの家にいったら知らない女の人がいて・・・」
「ゆみこ?何言ってるの?」彼女の言葉に心臓はバクバクなった。心当たりはある。
浮気を認めて謝るか、言い訳考えるか。 いや待てまだ決断の時じゃない母親かもしれないし、もしかしたら管理人さんかも。
なんで管理人さん!?あのおばちゃんが僕の不在を狙って部屋に入り何をしたんだ?それはそれで怖いよ!
とりあえずしらを切り、適当に彼女の話しに合わせながら状況を判断しよう・・・「で、何?・・・」

「殺した。ベッドの下置いといたから。」

bronco

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bronco
Tags: 着信

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