この怖い話は約 2 分で読めます。

親父の元同僚が昔、職場で自殺したんだが、その遺体は異様なものだったらしい。

工場だったんだが、天井のパイプにロープをかけて首を吊って死のうとした。
だが、吊った瞬間にパイプの連結が外れて、ロープは斜めになったパイプの端までスライドしてそこで引っかかってしまった。
そのとき、斜めになったせいでかろうじて足がついてしまったようで首吊りでは死ねなかった。
その元同僚の死因は、頭から高熱の蒸気をかぶったことによる焼死だった。

頭から肩までの皮膚は焼けただれ、両手もヒモを外そうと必死に暴れたんであろう、火傷が見られたという。
検死の結果、蒸気を浴びながら5分ほどは生きていたそうだ。

そんな職場に今でも普通に通っている親父はちょっと尊敬する。

bronco

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