この怖い話は約 2 分で読めます。

うちの親父が子供だったころの、とある東北の田舎での昭和30年代の話。
うちの実家はすぐ近くに駅があって、線路に囲まれたとこにあるんだが、飛び込みがよくあったそうだ。
夜中に汽車の急ブレーキ音が聞こえると、またか!とばかりに周りの住民が野次馬しにいったそうだ。
いつものように急ブレーキ音で駆けつけると、下半身がちぎれた男性が苦しい痛いとうなってるその傍らでどこぞのバアさんが、なんでまたバカなことした!って説教してたって。それを見た親父はそれどころじゃないだろってゾクッときたらしい。

汽車や、周りには肉片が飛び散り、凄惨な状態だったそうだ。
親父はその一回だけしか見なかったらしい。思い出すのも嫌みたいで、家族で自殺のTVのニュースを見てて、ぼそっと話した。
そんな自殺多発地域だったらしいが、特に幽霊の目撃者もいない平和な住宅地になってる。

bronco

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