この怖い話は約 2 分で読めます。

自分の体験談。
だがまるっと覚えてなくて親から聞いた話。

五歳の時、姉の七五三の打ち合わせに母と祖母の家に行きました。
その帰り道、私がしきりに「(私)も着物が着たい」と言い始めたそうです。
その理由が、「チヨ(キヨ?)ちゃんがかわいそうだから」とのこと。
驚いて詳しく聞くと、
「倉をのぞきにいったら、着物を着た女の子がいて遊んでくれた。
お手玉や紙人形を貸してくれた。でも鬼ごっこしようっていったら、
お着物が重いから走れないと断られた。誰かが代わりに着てくれないと
脱げないというので、(私)が代わりに着てあげる約束をした」
とのことでした。

つくり話かとも思ったそうですが、
「チヨちゃん、ずっとおきもの着てるんだって!
 『ひゃくまんねんぐらい?』ってきいたら、『百万年は着てない、
 60年ぐらい』って言ってた」
と妙にリアリティのある話をするので怖くなり、
「(私)ちゃんはもうお着物あるからそれは着てあげられないよ」
と説得し、急遽着物をあつらえ私も七五三のお祝いをしたそうです。

アルバムを見ていて、何故私だけ五歳の七五三写真があるのか
不思議に思って聞いたらこんな話を聞かされ、今更ビビリまくってます。
ちなみに当時、祖母の家から半径数キロ以内に小さな女の子がいる家はなかったそうです。
そんな怖い約束は無効になっていますように!!!

bronco

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bronco

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