この怖い話は約 2 分で読めます。

小学生の多分中学年くらいの頃、学校から帰ってきた時のこと。
台所のテーブルの上におやつがあったのでそれを食べてたら
奥の部屋に隣接した車庫の方から
「ひひひひひひひひひひヒヒヒヒヒヒヒヒヒィィィィィ~~~~~~」
というおばさんの声っぽい笑い声がいきなり聞こえた。

車庫は田舎の一軒家にありがちなシャッターのないタイプで
道に面しており(といっても軽トラ一台がやっと通れるような細い裏道)
車庫の奥も庭に繋がっている為、人が入り込んでもおかしくはない。
が、わざわざ他人の家の車庫に入り込んで奇声に近い笑い声をたてるなんて
キ○ガイ以外の何者でもないだろう。
それに車庫の方からとは書いたが、何ていうか空中全体に響き渡るような
感じで、人の声のように一方向から聞こえてきた感じではなかった。

もう怖くて怖くて2階にいた母親の元へかけ上がっていった。
その後どうしたかは覚えていない。
仏壇に向かって日課のお経?をあげていた母親が不思議そうな顔で
私を見ていた事までは覚えているが。

でも今思うと一番怖いのは、母親が層化の人間だって事なんだよね。

bronco

Share
Published by
bronco

Recent Posts

ブライダルフェア

いや、たいして怖くないんだけど…

4年 ago

教祖の妻の肖像画

親が昔、へんな宗教にはまってた…

4年 ago

The Body

10年くらい前の話だけど・・・…

4年 ago

謎の曲

出所が分からない所からの楽曲ダ…

4年 ago

エレベーターで見たもの

じゃあ俺が生涯で一番ビビった話…

4年 ago

強烈な遺体

久しぶりに民話でなく現代の話を…

4年 ago