この怖い話は約 2 分で読めます。

俺のおじさんはとある特殊技能を持ってる職人をしていた。
今は悠々自適の隠居生活だけど
現役時代は月収100万を超えるなんてザラにあったらしい。

昨日も二人で酒を飲みながら仕事の話をしていた。
夜11時頃におじさんの携帯が鳴る。
おじさんは席を立ち廊下で誰かと話している。

俺は焼酎のグラスを片手にぼーっとしてたら
おじさんの話し声が廊下から聞こえてきた。

787 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/08/16(火) 20:25:04.93 ID:7dCSbIgu0
「だから俺は引退したんだ。もう免許も有効期限が切れてるぜ」
「・・・たとえ10万でもその引き受けるのは無理だ」
「・・・福島・・・福島・・・」

「福島!?」まさか・・・
席に戻ってきたおじさんに尋ねてみたら
やっぱり福島原発での仕事だった。
1日5万で誘われたらしいけど断ったとのこと。
免許の有効期限は見なかったことにするといわれたらしい。
いつもなら2時3時まで飲むのに・・・おじさんはすぐに眠ってしまった。

おじさんは原発の仕事は新規建設以外、絶対に関わらないようにしているみたい。
理由はもちろん・・・

特殊な技能を持った人間でも1日5万。
単純労働の仕事なら当然それ以下の金額で・・・
幽霊の話じゃないけど怖くなった。

bronco

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bronco
Tags: 原発幽霊

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