この怖い話は約 3 分で読めます。

気が付いた時には、私と仲間がは冷凍睡眠させられる寸前だった。
目覚めた時は、仲間の姿は無かった。
そうか……彼女に食われたんだな。
醜く太った女だ。
5人いた私の仲間は、毎日2人ずつ彼女に喰われた。
次は最後に残った私の番だ。

一旦、冷たく薄暗い倉庫に押し込められた私は、少し後に引きずり出された。
彼女は私を手術台の上に寝かせると、丹念に全身の筋を切り始めた。
痛みとともに、全身から力が抜ける。
抵抗する間もなく、ハンマーの様な物で全身を殴打され、私はぐったりとする。

次に彼女は、白と黒の薬品を振り掛け、今度は白い粉で私の全身に化粧を施す。
死の前の儀式なのだろうか。
恐怖のあまり頭の奥が麻痺して何も考えられない。
化粧の仕上がりが気に入らなかったのか、彼女は黄色い液体の中に私を放り込んだ。
私は何度もやめてくれと懇願したが聞き入れてもらえなかった。
黄色い液体はドロっとしていて、不快感が全身を覆った。
息も絶え絶えになった私をさらにささくれだった廃材の様な物が敷き詰めたれた所に投げ入れる。
一体どこまで私を苦しめれば気が済むのだろう。
ささくれが激痛を呼ぶが、彼女は一つ失敗をした。
先程に黄色い液体が廃材をほんの少しだけ湿らせたので、激痛は長く続かなかった。
ここで彼女は私に対する拷問に飽きたのか、再び冷たく薄暗い倉庫の中に監禁した。

夕刻近くに私は再度引きずり出された。
そして私は熱々の油で満たされた鍋に放りこまれ、そのまま死んだ。

454 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/01(火) 17:21:08.15 ID:tJPbANbE0
>>452
てんぷら
冷凍した段階で死んでるだろうに、何故か痛みを感じるとこが不思議でじわ怖なの?

455 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/01(火) 17:50:26.39 ID:4KkN2jyB0
天ぷらというよりカツなんじゃないか。
ジワ怖ポイントは分からないが。

456 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/01(火) 19:47:20.82 ID:tJPbANbE0
全身がある小魚のてんぷらはともかく、トンカツならじわ怖だな
痛みを感じる思考がある切り身(肉片)

bronco

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bronco

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