Categories: 何でも怖い

いたずら

この怖い話は約 2 分で読めます。

602 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/29(金) 17:04:38.65 ID:b+KlLyB50
小学生の頃、通学路に大学生のアパートがあった。そこにバイクがいつも止めてある。
毎日一緒に帰っている友達が、そのバイクのスタンドをあげて、おもしろ半分に押して動かした。
持ち主の大学生に偶然見つかり、焦ってバイクを倒してしまった友達。「逃げろ!」と俺に叫び、
何故か俺ももうダッシュで逃げた、内心「何で俺まで?」と思いながら必死で逃げた。

友達はクラス1の俊足、リレーではいつもアンカーだった。当然俺はそいつに遅れをとり、
大学生のターゲットは俺になった。必死で逃げた。そして住宅街の角を曲がり、死角になった所で、
ある民家の生け垣を乗り越えて木の茂みにうずくまって隠れた。大学生が追いついて、きょろきょろと
俺を捜している。物音を立てないように、息を殺す、聞こえるのは俺の心音のみの状態。
数分後、大学生は捜索をあきらめ、去っていった。その瞬間、後頭部に鼻息が…。
無茶苦茶でかい秋田犬が俺の真後ろにいた。幸いいい奴で、目が合うとしっぽを振った。
だがその犬に気づいた瞬間、小四の俺は確実にかみ殺されると思った。

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