後味の悪い話
観用少女

この怖い話は約 2 分で読めます。

川原由美子の漫画作品「観用少女」のエピソード。
手元に本がなくてうろ覚えだけど。

幼い頃に母親を亡くして心を閉ざして言葉も表情も無くした少女に、
父親が引っ越し先の街で少女にそっくりな人形を買い与える。
(この街の人形〈=観用少女〉は多少なら喋ったりも出来る生き物)
父親はこの街が気に入っておらず、街と同じ嫌な匂いがすると
いって人形を嫌うが、娘は人形にべったりでいつも一緒にいて、
次第に笑みを見せるようになる。

しかし、娘からも人形と同じ嫌な匂いがするようになって
父親は嫌悪感を現すようになり、ストレスで段々と弱っていく。
ちなみに、父親の恋人やメイドは娘と人形が良い匂いといっている。
娘と人形の目の前で父親は恋人と口論になり、突き飛ばした瞬間、
娘が母親の遺体(自殺)を見てしまった時と同じ悲鳴をあげる。
この悲鳴が「きゃーあ きゃーあ」と棒読みっぽくてちょっと怖い。
ついに頭にきた父親は怒って人形の腕を掴み、人形屋に連れて行って
こんなものは要らないと怒鳴って床に投げ飛ばす。

家に帰った父親に血相を変えた恋人が言う、
「あの子をどこへ連れていったの。ここにいるのは人形よ」
部屋にはあの日の娘と同じ叫び声をあげ続ける人形がいる。
ラストシーンは人形のように表情のない娘が人形屋と一緒にいて
店主「あなたのお父さんは正気で迎えに来てくれるのかなあ」

ほんわかストーリーが多い中で、この話だけすごく後味悪い。
書いてて思ったけど、途中の微笑むようになった少女って
娘の方じゃなくて人形で、娘は無表情のままだったのかな。
娘も人形がとる食事と同じものを食べるみたいなメイドの台詞もあったし
そのへんぼかして描いてあったかも。

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