Categories: 洒落怖

きしむ音

この怖い話は約 2 分で読めます。

715 本当にあった怖い名無し sage New! 2007/08/18(土) 22:39:22 ID:6/UDIG1l0
友人の話

彼が大学に入学して初めての夏のある夜。
クーラーはついていたものの、電気代節約と地球温暖化防止の精神から、
彼は窓を開けて床に就いた。
うとうとし始めた頃、隣の部屋の入り口が開く音がした。
しばらくすると、なにやら女のなまめかしい声が聞こえる。

家賃もそこそこなので、今までは隣の声が聞こえることなど無かったが、
隣も彼と同じ精神で窓を開けていたのだろう。
彼は、「ヤってるな」と思って聞き耳を立てた。
しかし、すぐにそれがAVの音だと気づいた。
どうやら内容はレイ*モノらしい。
とりあえず彼は一発抜いてから眠った。

8月が終わる頃までに、何度か同じようなことがあった。
そして8月も最終日になり日付が変わった頃、
隣の住人が帰宅する音が聞こえた。
しかしその日は、女の声の変わりにベッドがきしむ音だけが聞こえた。
彼は怖くなって窓を閉めたらしい。

bronco

Share
Published by
bronco

Recent Posts

ブライダルフェア

いや、たいして怖くないんだけど…

4年 ago

教祖の妻の肖像画

親が昔、へんな宗教にはまってた…

4年 ago

The Body

10年くらい前の話だけど・・・…

4年 ago

謎の曲

出所が分からない所からの楽曲ダ…

4年 ago

エレベーターで見たもの

じゃあ俺が生涯で一番ビビった話…

4年 ago

強烈な遺体

久しぶりに民話でなく現代の話を…

4年 ago