Categories: 洒落怖

真夜中の峠

この怖い話は約 2 分で読めます。

H海道に住んでいて実際に体験した話なんだが

店の転勤で道東地区に飛ばされてしまったんだ。
その日は長期休暇が取れたので札幌へ帰るために仕事終わりで車を飛ばしていた。
地域柄高速道路も通っていなくて山道をひたすら走っていた。
羅臼から直接帯広方面に抜けて行く道でなんだがとてつもなく急な峠があるんだ。

半年に1度は帰っている道だったので音楽をかけながらスイスイ進んでいた。
そして例の峠に差し掛かっていると霧が出ている…
道東では霧と鹿が山道で一番注意しなければならない。
徐行しながら峠を越していると前方からボヤーっとした光がユラユラと動いていたんだ。
ただでさえ真夜中で真っ暗な中霧も出ていて前方には人魂のような光が揺らめいている

多少怖かったが恐る恐る進んでみると…

そこにはビームサーベルを振るうヘルメットを被ったおっちゃんが一人いただけだったw

急に安心したした俺はホッとしながら側を徐行で通り過ぎる時におっちゃんを見たんだ
真夜中の峠で仕事なんてそりゃ疲れるのかボーっとどこかを見ながら片手を振っている

心の中でご苦労さんと思いながらゆっくりながらも峠を越えてふと思った。

あれ?工事現場なんてどこにもなかったぞ?
あのおっちゃんは何のためにあそこにいたんだ?

bronco

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bronco
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