この怖い話は約 2 分で読めます。

537 本当にあった怖い名無し 2011/12/09(金) 02:15:31.24 ID:XSKYbYna0
あんまり怖くないかもだけど

今から十数年前、俺がまだ小学生だった頃の話。
当時住んでた所はそりゃもうド田舎で、家の周りは田んぼだらけだった。
何年生の時だったかは忘れたけど、夏休みももう終わりの頃。
時間でいうと夜6時半~7時くらいだったのかなぁ、田舎に住んでる奴ならわかると思うんだけど、
空がちょうど赤みがかって来る時って何故か妙に寂しくなるんだよな。
その日は風も強くて、俺は一人で遊んでたから急に心細くなった。
聞こえるのは風の音だけ、周りを見渡しても誰もいない。
その時だよ、そいつを見つけたのは。
俺は田んぼ道にポツンと立ってた、そいつは遠くのほうで同じようにポツンと立ってた。
でも、なんか変なの。 何かおかしい。 腕が長いのよ、そいつ。
風が止まった気がした。 同時にそいつがこっちに向かって走ってきた(ように見えた)

俺は全力でその場から走り出した。 今まで生きてきてあの時が一番本気で走ったろうな。
絶対に振り向かない、とにかく家を目指して走った。 

なんとか家にたどりついた俺は、大泣きしながら爺ちゃんにしがみついたらしい(あんま覚えてない)

あれから数十年、今では年に数回しか帰らない田舎でみた何か。

一体あれは何だったのか、今でも不思議に思う。

bronco

Share
Published by
bronco
Tags: 田んぼ

Recent Posts

ブライダルフェア

いや、たいして怖くないんだけど…

4年 ago

教祖の妻の肖像画

親が昔、へんな宗教にはまってた…

4年 ago

The Body

10年くらい前の話だけど・・・…

4年 ago

謎の曲

出所が分からない所からの楽曲ダ…

4年 ago

エレベーターで見たもの

じゃあ俺が生涯で一番ビビった話…

4年 ago

強烈な遺体

久しぶりに民話でなく現代の話を…

4年 ago