ストーカー・きちがいの話
女将さん

この怖い話は約 3 分で読めます。

私の祖母は、10人兄弟の末っ子で、その2番目の姉の実体験です。
 仮にその姉をA、姉の友達をBとしておきます。
 
 Aと友達のBは、有名な温泉街まで、旅行にいきました。しかし、有名な温泉街だからといって、綺麗なところばかりとは限りません。
低予算旅行だった為、源泉というだけが売りの裏さびれた宿に1泊2日で泊まることになりました。
 実際に行き実物を見ると想像以上のオンボロ宿です。Aは「その分サービス精神が旺盛なんだろう」
と自分に言い聞かせました。しかし、その宿の女将さん?は、恐ろしく無愛想で、ほかの従業員達の
雰囲気もギスギスしたものでした。

AとBは、想像以上のひどさに失望しつつ、源泉だけでもきちんと堪能しようとすぐに温泉に入る準備をしました。
822 本当にあった怖い名無し sage 2012/09/26(水) 19:31:48.14 ID:U7aD43y30
 温泉にも入り、食事も食べ終わった頃Bが、「もう一回温泉行くね。」とだけいいもう一度温泉に入りに行きました。
Aは、テレビを見ながらボーっとしているうちに眠くなり、そのままそこで寝てしまいました。
Aは、夜中に目が覚めました。近くの時刻は、3時。既にBが布団をしき、先に寝ていました。
「なんで起こしてくれないのだろう?」そう感じつつ、自分も布団を敷き寝ようとしたその時、
あきらかに後ろに誰かの気配がします。Aは、少しずつ血の気が引いていくのがわかりました。
Aは、しばらく動けず固まっていたのですが、だんだん頭がさえていき、意を決して振り返りました。
そこにはあの女将さんが立っていました。

Aは、幽霊ではなかったことの安堵から、全身の力がぬけていくのを感じました。しかしAは
別の恐怖がじわじわと襲い掛かってくるのを感じました。

ドウヤッテヘヤ二ハイッタノダロウ?????????????

826 本当にあった怖い名無し sage 2012/09/26(水) 19:53:56.49 ID:U7aD43y30
この宿は、布団を敷くというサービスは特になく、基本的に従業員は部屋に入らないようになっています。
それに、Bは几帳面な性格なので鍵をかけ忘れることはまずありません。
どう考えても、女将さんが合鍵を使ってわざわざ部屋に入ったとしか思えません。
いつからいたの???わたしがおきるまでずっといたの???不可解な疑問が、Aの脳内を駆け巡ります。
女将さんは、無表情のままでこう言いました。

「ここでねてんじゃねぇよ」

ここまで読んでくださってありがとうございます。

全く推敲してないので誤字脱字も多いかと思います。
下手な文で書くと全く怖くないのですが、私は祖母からその話を聞いて、やっぱり一番怖いのは人間だと思います。
地震、雷、火事、キチガイ、ですかね。

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