ストーカー・きちがいの話
ストーカー転じて・・

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今も継続中なんですが、ある女性の霊に纏わりつかれています。
お祓いもしてもらいましたが全く無意味でした。
霊に憑かれたいきさつを今から書きますが、誰かいい方法があれば教えてください。お願いします.
僕は小さい時から空手をやっていて、 21になった今でも続けていて、試合も出ています。

去年の4月くらいに、試合が終わった後、帰り際に一人の女性に話しかけられました。
「すごい派手な試合しますね~。面白かったです.」
身長も体型も平均的な、ちょっと今時の感じの同年代くらいの女の子。
こっちは必死でやっているのに、「面白かった」という言葉にすこしムッとしたものの、「そうですか。どうも。」と言って少し話した。

それからその子は、どこで知ったのか僕の出る試合にはいつも観戦しに来るようになった。

去年の10月頃、ある大会で優勝することができた。
その子(以後K)もやはり見に来てくれていた。
表彰式も終わって、色々な方に挨拶もして帰ろうと思った頃、Kがまた駐車場のところで待っていた。

「おめでとう! かっこよかったよ!」と興奮気味に話しかけてくる(すでにタメ口)。「あぁ、この前の。ありがとう。」と僕も返す。
少し話して、「お祝いがてらご飯でもいかない?なんか用事あるかな?」と言われたが、「ゴメン。いつも嫌がって見に来ないんだけど、彼女いるから。」と断った。

その子はそうなんだ、と残念そうに言ったが、こう続けた。
「その子の事は、本気で好きなの?」
そういわれて、またちょっとムッとした。
そりゃ仕事柄(クラブのバーテンダー)ちょっと派手な髪してて遊んでる風に見られることもしばしばある。

だけどほとんど面識のない女の子にいきなりそんなこと言われるのは心外だ.
僕は気を悪くしつつも「そりゃ本気で好きだよ。だからゴメン。」と返した。
するとその子は「じゃあ電話番号とかメアドもダメ?」と言われたんで客足を増やしたかった僕は店の名刺を渡し、
「街によくビラ貼ってあるし、興味のあるイベントがあれば連絡して。」
と言ってその子と別れた。
それが間違いだった。

それからKから毎日のように電話がかかってきた。
店にも毎週末来るようになった。どんなジャンルの音楽の時でも。
店に来て、踊るわけでもなくカウンターで僕が酒を作るのをじっと見ているだけ。正直僕は居心地が悪かった。

そしていつも電話や店で聞かれるのが「彼女とはどう?」だった。

ある日僕の家で彼女と居る時、Kから電話がかかってきた。
「今○君(僕です)のマンションの下にいるんだけど、今日泊めてくれない?」
と言われ、僕は当然「は!?」と言った。彼女は僕の家なんか知らないはずだ。

彼女も不穏な顔で見ている。「なんで家知ってるんだ」と聞くと、「この辺りで友人とケンカして、車を下ろされた。でトボトボ歩いていると、僕の乗っている車があった。ナンバーも一致している」という。

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